アマプラで「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」を観る
今日はAmazonプライムビデオで「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(字幕版)を観ました。これは2017年公開のタイ映画で、現在劇場公開中の「BAD GENIUS バッド・ジーニアス」のオリジナル版。率直に言って、このオリジナル版の方が面白いです。
昨日も触れましたが、物語の骨子はオリジナルをそのまま踏襲しています。登場キャラクター、プロット、テロップの出し方、序盤の展開など、どれをとってもオリジナルの優れた点が明らかです。しかも、ハリウッドリメイクではオリジナルが持つ多くの魅力が失われていました。
舞台となる学校が進学校である点は共通していますが、生徒たちの一体感が大きく異なります。邦題のサブタイトル「危険な天才たち」が示す通り、パットやグレースも「天才たち」の一員なのです。ハリウッド版も同様の設定ですが、キャラクター間の関係性の深さが全く違います。
また、前回も触れた「インファナル・アフェア」と「ディパーテッド」の関係と同じ轍を踏んでいました。このオリジナル版にはアジア的道徳観が根底に流れているのです。リンとバンクの結末は立場の逆転を思わせ、二人の間の甘酸っぱい関係が余韻として残ります。
ただハリウッド版は配役上、同じような描写は難しかったでしょう。特にクライマックスから結末にかけての展開は、ハリウッド版よりもオリジナルの方が断然優れています。
さらに物語が進むにつれ、メインキャスト4人がどんどんカッコよく見えてくるのも魅力です。犯罪映画として観客にそう感じさせられれば大成功。現在公開中のハリウッド版を批判するつもりはありませんが、アマプラで視聴できるこのオリジナル版の方をぜひオススメします。
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