午前十時の映画祭15「トップガン」を観る
今日は盟友N氏と午前十時の映画祭15「トップガン」を観てきました。トム・クルーズ主演、トニー・スコット監督による1986年公開のアメリカ映画。社会現象となる程の世界的大ヒット作品でもあり、36年後の2022年に待望の続編が公開されました。その記憶とも照らし合わせつつ、改めて第一作を楽しみました。
続編でほぼ同じカットを踏襲したオープニングに改めてニヤけてしまいます。本作はトニー・スコット謹製、壮大な米軍プロモーション映画なんですが、ここまで面白いとプロパガンダ云々は吹き飛びます。ノーヘルでカワサキを駆るマーヴェリックが離陸した戦闘機に向かって拳を上げるシーンとか、カッコいいカットの目白押し。80年代音楽映画最高潮時の一作でもあります。
この映画は公開当時に劇場でも観たと思いますが、どちらかというとレーザーディスクが擦り切れるほど観た作品です。オーディオビジュアル黎明期でもあり、当時サラウンドで何度も楽しみました。家電店やオーディオフェアのデモでもよく使われた作品ですね。シンプルなサラウンドですが、今回観てもそれを懐かしく感じます。
そんなこんなで部分的にサラウンド、ドッグファイト中心ばかりこの作品をよく覚えています。レーザーディスクのA面、B面切り替えになる前のカット(マーヴェリックとグースがハイタッチ)とかね。そのせいか今回、ベルリンの曲以外ほぼ覚えていなかった80年代美女、ケリー・マクギリスとのラブシーンは引いてしまう程に濃厚だった事に驚きました。
あとマーヴェリックのお父さんに纏わるエピソードが記憶から完全に抜けていました。トム・スケリット演じるヴァイパーとの関係性が明らかになるのですね。トム・スケリットにマイケル・アイアンサイド、ジェームズ・トールカンとこの頃の名バイプレイヤーが並ぶとそれだけで嬉しくなってしまいます。
それとアイスマン=ヴァル・キルマーですね。まさにクールな演技で魅了。クライマックスから帰投後、マーヴェリックと「お前が僚機だ」の応酬に胸が熱くなります。さらにそのトムの後ろに立つ大男がティム・ロビンスという今となれば豪華なキャスティング。更にブレイク前のメグ・ライアンも印象的でした。
今や超の付くスーパースターのトム・クルーズ。全般、台詞回しが若いですね。一方で今も続くトム独特のスマイルがこの作品でもとても眩しかったです。
やはり見どころはクライマックス、ハリウッド機撃墜後のマーヴェリック出撃です。精神的リカバリーは驚異的な速さ。その後はミグを次々に落としていきます。ミグの所属はあくまで相手国とだけ、明示はありません。その点は続編「トップガン マーヴェリック」でも踏襲されていました。そこはエンターテイメント、リアルだと醒めてしまいますから。
今回、せっかくの劇場上映でしたが、大型スクリーンは夏の大作に奪われ、100席ほどのスクリーン上映でしたが、8割以上席が埋まっていました(しかも真ん中の席から)。できればBESTIAクラスのスクリーンで観たかったのが本音。人生にこのようなエンターテイメントは必要です。機をみて「トップガン」「トップガン マーヴェリック」の再上映をお願いしたいですね。
追伸.
やはり夕陽越しのシルエットでエンドロールはライチャス・ブラザースの「ふられた気持ち」からチープ・トリックの「マイティ・ウイングス」でこちらの気持ちは上がります。これも一種の様式美。「トップガン マーヴェリック」も「マイティ・ウイングス」で終わって欲しかったなぁ…
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