「アイム・スティル・ヒア」を観る
今日も盟友N氏と映画へ、「アイム・スティル・ヒア」を観てきました。1970年ブラジル、リオデジャネイロ。軍事政権下で起きたルーベンス・パイヴァ連行事件を軸に、妻エウニセとその家族の出来事を描いた実話です。
冒頭、大勢の人と明るさに満ちた海岸。エウニセの上空を飛んでいくヘリが不穏。この映画の日本版ポスターは家族の表情共に明るさに満ちていますが、あえて何も情報を入れずに観たせいもあってかなり重い内容が堪えました。
その先にある重い展開を露知らず、家族が幸せに楽しく暮らす件が続くところで少し睡魔に襲われ、気がつくとルーベンスさんは既に連行されていました。エウニセが家族を守る形で軍の監視者と対峙していました。大事なところを見逃したのかもしれません。
しかもエウニセまで連行、ワーゲンパトカーがスピードを上げていくところが恐かったです。しかもその後の展開が更に恐ろしい。反体制者を炙り出すためなら万事を尽くす。挙げ句の果てに無関係な本人をリストに載せて驚かされます。
また本場リオデジャネイロの事は知りませんが、中盤までの70年代の空気感が見事に再現されていました。そしてエウニセを演じたフェルナンダ・トーレスの熱演、子供たちとの絆。家族写真の意味も劇中で明かされますが、この事件が起きた時にそれぞれある種の覚悟を持っていたのだと思います。
この作品を観る方は体調を整え臨む事をオススメします。
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