「親友かよ」を観る
盟友N氏と今日の一本目、伊東市金星シネマでタイ映画「親友かよ」(邦題が正確には”親友かよ”)を観てきました。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のバズ・プーンピリヤ監督が製作。転校したばかりのペーが事故で亡くなった同級生創作の短編小説映画化を思い立つ姿を描いた青春映画です。
予告編にあったプロットでメロメロ。ただ実際の映画は前半予想通り、中盤からは想定外に進むも、後半はしてやられました。見事なストーリーテリングに完敗です。映画を撮る姿が軸になるのですが、いつの間にかペーを始めと登場人物たちに感情移入していました。
特にポイントとなるのが、亡くなった同級生ジョーの存在です。ペーとジョーの関係性は僅かながら、友情と紡ぐ時間は重要で無い事を教えてくれます。しかも絶妙な人物構成でそれぞれの心の中のジョーの姿が物語終局に向けて補完されていくのです。中盤までの伏線の置き方も絶妙でしたね。
前半はテンション高めに映画オタク感満載で如何にもな劇中映画が馬鹿馬鹿しく清々しいです。その劇中映画を撮る面々をみるとオリジナル版「バッド・ジーニアス」を思い出します。中でもペーと手を組む少女ボーケーが可愛く物語に華を添えています。
“中盤からの想定外”とはもう一人の登場人物です。ジョーの存在に一石を投じ、ペーに波紋を投げかけるのですが、そこからどのようにまとめていくかがペー、そしてこの映画の監督の腕の見せどころでした。”パワポ野郎”はペーにとって最高の褒め言葉。終局は綿々と紡がれていくのですが、何処で切ってもハッピーエンディングでしたね。
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