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2025/07/11

「スーパーマン」を観る

今夜はジェームズ・ガン監督による新生「スーパーマン」を観てきました。「スーパーマン」の個人的オリジンはリチャード・ドナー監督、クリストファー・リーヴ主演の1978年公開作。あの当時「あなたも空を飛べる」のコピーが刺さったし、それを具現化する特撮も良かった。何処か優雅だった印象も強いです。そしてトドメは御大ジョン・ウイリアムズによるテーマ曲。

対して今回の「スーパーマン」は…..あくまで個人的な意見ですが、ちょっと期待外れでした。スピーディーで省くべきところは省く現代的な演出。ザック・スナイダー版同様、過去は触れずにスーパーマン=クラーク・ケントの今を描いていきます。世間にもその名が知れ渡っているし、ロイスとの恋愛関係は既にできています。これまでと大きな違いは最大の敵が世論だという事。

その裏にレックス・ルーサーの企みもあるのですが、予告編通りに背中へ缶をぶつけられる始末。国家紛争への介入や父親ジョー=エルの映像による炎上で誹謗中傷で責められるスーパーマン。物語全般、そんなモヤモヤした感じで進みます。だから最後の最後にならないとスカッとしません。コミック由来のおバカな描写とのバランスも微妙。

代わりに中盤まではヒーロー互助会の皆さんの活躍が支えます。DCはあまり詳しく無いせいか、グリーン・ランタン以外の名は判りませんでした。ただミスター・テリフィックは見た目とビットいやファンネル?を操るキャラクターがツボでした。彼とクリプトがいて辛うじて最後まで観れた作品の気がします。

全般的にスカッとしないもう一つの理由が音楽。ジェームズ・ガンは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でロック系をフィーチャーしましたが、本作でも踏襲。その際たるが、あの御大によるテーマのロック風カバーです。ジワるアレンジで朗々と聴かせる感じではありません。だから聴かせどころが無いというか。アクションシーンとのマッチングも微妙でした。

スーパーマン自体はパワーインフレの塊。まして何度もリブートを経てしまうと原典超えのハードルはより高くなります。個人的にその点でも微妙でした。それにしてもワーナー作品は「ゴジラxコング」共々ポータル(どこでもドア)が好きですね。演出上、話を端折るにはいいけど、結局VFXに頼るだけになった気もします。

あとこの「スーパーマン」はビスタサイズだったのに驚き。「スーパーマン」といえばシネスコでしょ!IMAX版との兼ね合いでこのスクリーンサイズに収まったんでしょうけど、横長に空飛ぶスーパーマンが見たかったなぁ。

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