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2025/06/08

「THE MOLE(ザ・モール)」を観る

今日は今年2月に購入してあったDVD「THE MOLE(ザ・モール)」を観ました。当時、伊集院光「深夜の馬鹿力」で紹介されて興味を持ち配信を探しましたが、何処にもなくソフトを購入しました。この内容を観れば、配信元も腰が引ける内容で手を引くのもわかります。

この作品は2020年製作のノルウェー・デンマーク・イギリス・スウェーデンの合作。2021年に日本公開されました。近くでも上映していたんだけど、劇場で観れば良かったと後悔。これ程ヒリヒリする「ミッション:インポッシブル」を観た事が無い。本家も真っ青、精神的にノースタントのウルリクに恐れ入ります。

「THE MOLE」とは「サンダーバード」のジェットモグラの英語名でなく、”モグラ”そのものを指します。ズバリ、隠語で言えば”スパイ”。この映画はスパイを買って出た元料理人、一般人ウルリクの10年に及ぶ活動を追ったノンフィクションドキュメンタリーなのです。

ウルリクはKFAと呼ばれる世界各国に拠点を持つ彼の国の親善協会に入会し、信頼を築いて徐々に幹部に上り詰めていきます。そしてKFAの門番と呼ばれる人物と接触、そりゃ10年掛かりますよ。その総決算としてその門番たる人物からKFAの目的を引き出そうと罠を仕掛けるのです。

罠とはこの映画の監督、マッツ・ブリュガー氏による仕掛け。しかも彼と門番たる人物との因縁も語れていきます。ウルリクはピョンヤンでの喜び組による歓待、スパイ映画並みに世界を飛び回り、胡散臭さ満載の登場人物たちと接触していきます。

そんなウルリクをサポートするのがミスター・ジム。元傭兵で事業家という事ですが、映画の中では偽名で投資家として登場します。経歴からも堂々としたものですが、それでも観ていてヒリヒリする瞬間は何度も訪れます。とにかくこの映画の緊張感は終始半端ないです。

彼の国の暗躍ぶり、そしてそれを支える二つの大国の裏側が見えてきます。彼の国を挑発するトランプ大統領(2017年当時)の言動に対し、「H爆弾カマシタロカ(本編とニュアンスは違います)」と返すある高官の言葉に恐怖を覚えます。

また武器売買のリストに日本を射程距離とするスカッドミサイルがあったり、まさに「今、そこにある危機」と黒いビジネスの連続。ウルリクとその家族、ミスター・ジム、ブリュガー監督がこのまま無事に過ごせるようお祈りしています。これは盟友N氏にも観てもらおうと思います。

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