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2025/05/30

「last scene」を観る

是枝裕和監督作品「last scene」を観ました。この作品はApple JapanによるiPhoneプロモーションを目的にiPhone 16 Proで撮影、製作された約28分の短編。本編、製作の舞台裏ともにYouTubeへアップされており、無料で観る事ができます。

作品はドラマ脚本家と突然その前に現れた女性の時を超えた物語。人生共々常にハッピーエンドとは限らないのだから、そんなSF物へのアンチテーゼとも言うべき後味が是枝作品らしいです。是枝組のリリー・フランキーさんも出演しており、未来チックな風貌を披露しています。

脚本家を演じる仲野太賀、福地桃⼦演じる女性の由⽐で二人の絶妙な関係性がこの作品のキモ。会話にも二人の関係性が現れています。愛くるしさは漂うけど、恋人で無いからこそ照れ方も少々違う。そこはSF、本当の年齢差と立場だったらこのやり取りは成立しません。そして主人公にとってlast sceneが幸せなものだったのかは観る者に委ねられます。

撮影は実に丁寧でシンプル。庵野秀明作品のように無数、あらゆる画角を拾う裸のiPhoneを駆使する事は無いです。その一方、カメラはFIXで使う時にガッチリとした脚、プロ仕様のレンズをアタッチ。本編最後に「追加のハードウェア、ソフトウェアを使用」と注釈があります。並走撮影はジンバル不使用。画角確認、スナップ撮影はiPhone単体で行っていました。

この作品を通し改めてiPhoneのポテンシャルの高さが伝わってきます。一般的には「2眼で十分ですよ」と思いますが、やはり”AT”好きは3眼が憧れ。ただ”AT”好きだけにもし16 Proであればセコハンか整備品待ちになりそうです。しかしながらiPhoneの件に限らず、この作品「last scene」は好きですね。

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