「うおっしゅ」を観る
今日は盟友N氏と「うおっしゅ」を観てきた。祖母の介護を任されたソープ嬢の一週間の姿と変化を描いたヒューマンコメディー。祖母を演じるのは研ナオコ。かつて「カックラキン大放送」を観ていた世代として、リアルナオコお婆ちゃんが観られる事になる。
タイトル通り、人を洗う仕事をする主人公加那(ちなみにR指定になる描写は一切無い)。祖母の紀江と対峙する事で現れる心境の変化。だが祖母から忘れられてしまう事、それは主人公自身が遠ざけていた事実と向き合うことになる。
全体的にポップな撮り方で紀江を外に連れ出す加那の姿がファンタジック。介護の現実とバランス(というかあえて距離)をとる意味もあるだろう。またリアルナオコお婆ちゃんは絶妙ながらその存在感が素晴らしい。ノーメイク姿とあるシーンのギャップ、彼女のコメディエンヌとしての真価が発揮されている。
どのキャストも演技が達者な方ばかりで惹き込まれる反面、語り過ぎてしまうセリフが気になってしまった。監督も泣くにカットできなかったのだろうと推測。ただせっかくの題材、もう少し観客に委ねるところがあってもよかった。
要介護1の母、足の悪い父を介護する身としては、実はここまで紀江さんをみてきた加那のお母さんの大変さに恐れ入る。加那に引き継ぐべくちゃんと万全の準備(しかしながら冷蔵庫の件とか説明があっさり...)をしてあったのだもの。正直この映画通りにポップとはいかないけど、我が心持ちに変化はあったと思う。
監督は劇中、深夜通販番組に登場した岡崎育之介。TBSラジオを始め、先週金曜ビバリー昼ズの高田文夫先生からの応援を受けた永六輔さんの孫(この映画の後援に「浅田飴」)。ラジオで聴いた小ネタ(紀江の部屋)を思い出しつつ楽しめました。
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