« 「セッション デジタルリマスター」を観る | トップページ | M4 MacBook Air(2025)を買う(その2)【VM Fusionを使ってWindow11を入れる】 »

2025/04/06

「HERE 時を越えて」を観る

今日は盟友N氏とトム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキス監督作品「HERE 時を越えて」を観てきた。ゼメキス監督とハンクスといえば「フォレスト・ガンプ」が思い起こされるが、本作では一世代を超えて、アメリカの"ここ"という場所を主人公に、様々な家族の物語が紡がれていく。

本作は、VFXを得意とするゼメキス監督ならではのハリウッド大作であり、初の定点撮影ドラマ。中心となるのはトム・ハンクス演じるリチャード・ヤング夫妻だが、紀元前から現代まで、"ここ"の移り変わりを見つめていく斬新な構成となっている。わずか6ページのグラフィックノベルを原作に、ゼメキス監督は壮大な映像叙事詩を作り上げた。

物語の展開に最初は戸惑うものの、その語り口に慣れるにつれ、次第に引き込まれていく。"ここ"という一地点を軸に、季節の移ろいとともにアメリカと世界の歴史が交錯する。特に、ある歴史的偉人に関するエピソードは、アメリカの歴史を知っているとより深く楽しめる。おそらくアメリカの学校では馴染み深い逸話なのだろう。

ヤング一家の世代交代を境に、物語は大きく展開していく。特にリチャードの晩年の姿には思わず感情移入してしまい、涙を誘われた。年老いた両親や妻との向き合い方は、形は異なれど自分の姿を映し出すようで心に響く。そして、最後にリチャードが吐露するセリフは胸を打つ。

画期的な映像表現に驚かされるが、それは決して技巧に終始せず、巧みな演出と相まって観客を物語に没入させる。息抜き的な脇役も登場するが、特に家族を持つ年齢の方にこの物語は深く響くはず。彩る音楽や映像(テレビ、ドラマ)も懐かしい。全編を通して、仏教的な輪廻の思想を感じさせる作品である。

250406_01

|

« 「セッション デジタルリマスター」を観る | トップページ | M4 MacBook Air(2025)を買う(その2)【VM Fusionを使ってWindow11を入れる】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「セッション デジタルリマスター」を観る | トップページ | M4 MacBook Air(2025)を買う(その2)【VM Fusionを使ってWindow11を入れる】 »