伊豆急行線川奈駅、金星シネマで「冒険者たち」を観る
今日はアルトワークスこと盟友N氏と伊豆急行線川奈駅から徒歩30分の場所にある、映画館の金星シネマで「冒険者たち」を観て来ました。最寄の川奈駅から徒歩30分とあるが、ほぼ半分は上り坂とまるでバス旅の太川陽介を彷彿とさせる事態でも、国道135号線まで出て来てしまえば楽勝。ただ伊東駅からバスもあるので歩くのが嫌な方はそちらが吉かと思います。
さて金星シネマ行きは以前、「型破りな教室」が上映されていた頃に検討されましたが、その時は諦めてのちに鵠沼海岸のシネコヤへ行く事になりました。だが今回はあの「冒険者たち」、1967年公開のフランス映画。主演はフランスを代表する名優アラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラ。中坊の頃、深夜テレビの映画放送を思い出す。そんな盟友N氏の提案に二つ返事で臨む事になった。
上映は12時からだが、事前に金星シネマへ行くと15分前入場との事。スリッパに履き替えるスタイルのため、「一旦散策してから伺います」と劇場を離れた。
そこでアンテナに引っ掛かったのが麺や一徳。映画前の腹ごしらえには格好で開店11時に合わせて入ると既に数人のお客さんが居た。盟友N氏は油そば、自分は醤油ラーメンを食したがコレがとても美味しかった。某〇〇商店のラーメンより好み。コッテリ系ではないシンプルな味だが、よく言われるラーメンの器の中の世界観ってこういう事なのかも。また機会があれば必ず食べたい。
さて金星シネマへ戻ると入場しチケットを買う。全16席なので事前に予約しておいた方がいいと思う。今回は盟友N氏がITスキルをフルに使って予約済み。待合室はチケット売店と隣接するカフェ(ただしメニュー別)と上映室前の部屋がある。中でも見どころは上映室前の部屋で飾ってあるパンフレット(この内で何作かは持ってるよ)が懐かしい。伺う際はマナーを守って下さいませ。
上映15分前になって上映室に誘導される。ホームページでも手作りシアターの話が出ていたが確かに…でも予告編が始まり、その画と音が実に良い。サラウンド側にはスピーカーが配置されていないようだが、フロントメインスピーカー(JBL)が朗々と鳴り、スーパーウーファーと相まってなかなかの迫力。音の出方も好みです。ちなみに遮音は普通で稀に暴走バイク音が飛び込んで来ます。
映像はエプソンのプロジェクターでしたが、今の映像機器ってこれだけ明るくて解像度があるなら手元に欲しいほど。もちろん広い部屋も欲しくて、ますますホームシアター魂に火が着く。リタイア後は長岡鉄男さんのホームシアター方舟、いや俺のルームシアター遊舟を再興したいと思います…
上映が始まると映画に没入、オープニングでのテーマ曲が中坊の頃の記憶を想起させた。リノ・ヴァンチュラ演じるローランの運転するレッカー車の赤が眩しい。とにかく60年代の空気感溢れるスクリーンの映像が凄かった。作品のヒロインであるジョアンナ・シムカス演じるレティシアも魅力的に映る。そしてマヌーを演じるアラン・ドロンの貫禄とカッコ良さは言うまでも無い。
本作はそんな3人がそれぞれ飛行機、自動車、芸術に命を賭ける中で意気投合するも夢の果て、宝探し後に悲劇的な顛末を辿る冒険物語。淡い感情のやり取りが繋がるラストシーンが切ない。兄貴分のリノ・ヴァンチュラの漢気と優しさと応えるアラン・ドロンの表情。その後の空撮と共に中坊の頃の記憶と一致するシーンでもあります。
全編でフランス映画の味わいに満ちていました。おしゃれだし、色彩や道具の使い方、男2人に女性1人の組み合わせが醸すウィットな会話。ロケーションも素晴らしくて凱旋門に向けて物語が始まり、大西洋上の要塞島で終わっていく。中盤の海洋上での3人の姿も美しい。まるで人生の刹那的な起伏が集約された112分。
ジョアンナ・シムカスはこの作品を含めて数作で引退。のちに共演したシドニー・ポワチエと結婚したとの事です。ただ本作の中の彼女は実に輝いており、印象的なテーマ曲は彼女の役名「レティシア」が充てられました。物語の顛末にマヌー、ローラン、レティシア3人の青春映画と言っても過言ではないと思います。
素晴らしい映画に素晴らしい映画館、半券にも拘りを感じます。また折りをみて金星シネマを訪れてみたい(それにしても日本最終上映「黄金の七人」「続 黄金の七人レインボー作戦」が気になる…)。
| 固定リンク
« M4 MacBook Air(2025)を買う(その3)【競馬ソフト[Target Frontier JV][スーパーパドックスマイル]を入れる】 | トップページ | 「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」を観る »











コメント