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2025/04/05

「セッション デジタルリマスター」を観る

今夜は「セッション デジタルリマスター」を観てきた。2014年製作のアメリカ映画。個人的には原題「WHIPLASH」のほうがしっくりくるし、公開当時にサントラCDで何度も追体験もちろん初見の劇場体験はいまだ忘れられない。そんな作品が4K&DolbyAtmosのデジタルリマスター上映で帰ってきた。

今回、BESTIA上映でIMAXの次に最大級のスクリーン。10年前の映画なので4K化の恩恵は程々だが、さすが音楽映画、タイトルと同名曲でもある「WHIPLASH」「CARAVAN」他ジャズセッションでの音の鮮度、立ち上がり、斬れ味が凄かった。良い音の映画は没入感を高めてくれる。

もちろん物語も凄い。劇場公開、WOWOW等を通して何度も観た作品だから、初見の衝撃を超える事は難しいが今回も10年前と同じ。クライマックスの「CARAVAN」を終えた時点で総毛立ち、血の気が引く感覚を再び感じる事ができた。

全般、再見して気づいたのはJ.K.シモンズのオスカー受賞(本作のパワハラ親父ぶりが祟ったのか、彼が出る作品を観ると大抵怒鳴っている)の影にマイルズ・テラー渾身のドラミング、その演技と凄みがあった事を実感。彼が演じるアンドリューの汗と血の滲む様はフィクションを超えている。

それでいてマイルズがオスカー候補にならなかったのが不思議。だが彼はこの作品を足掛かりに「トップガン マーヴェリック」のルースター役やドラマ「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」(主演兼製作総指揮)で名を知らしめている。

一方で壁にぶつかっているのが、この作品の監督デイミアン・チャゼル。続く「ラ・ラ・ランド」「ファースト・マン」は一定の評価を受けたが、最新作「バビロン」は興行的には今ひとつ。特にその出来はこの作品に遠く及ばなかった気がする。

しかし本作が「ここ数年に一本の傑作」という自分の言葉に揺るぎ無し。とにかくデイミアン・チャゼル監督にはそれだけのポテンシャルがあるという事。今まだ40才ならば、あと何作撮ってくれるだろうか。是非、次作は「WHIPLASH 2」をお願いしたい(ウソ!)

追伸.
主人公アンドリューの彼女ニコルが可愛いと見惚れていたら、何とドラマ版「スーパーガール」のメリッサ・ベノイストと判明。Amazonプライムで1話だけ観たのだけれど、直後配信が終わってしまい無念が思い出される。U-NEXTだったらレンタルしなくても観られるのかな?

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