午前十時の映画祭14「雨に唄えば」を観る
今日は盟友N氏と今回の午前十時の映画祭14の最終回、「雨に唄えば」を観てきた。ジーン・ケリー主演、1952年公開のアメリカ映画で老舗MGMのミュージカル映画の名作。降り頻る雨の中、彼の唄い踊る「Singin' in the Rain」は誰もが知る名曲。
舞台はサイレントからトーキーへの移行時期。ライバル映画会社の動向からトーキー映画製作に乗り出す姿が音楽とユーモアたっぷりに描かれる。しかしながら映画のヒロインに難が。そこでサイレントの映画スターだったジーン・ケリー演じるドンたちが繰り出す秘策とは…
前半はオーソドックス、徐々に歌が歌唱パートが増え、迫力のダンスが展開されていく。総天然色、35mmスタンダードサイズながら迫力があり、かつ70年以上前の作品ながら挑戦的、革新的な映像作りもみられる。これだけでも名作と言われるのは頷ける。
ヒロインのキャシー、演じるデビー・レイノルズの歌声は見事。しかも可愛いルックス。さすがはレイア姫キャリー・フィッシャーのリアル・ママ。その影でもう一人のヒロイン、リナを演じたジーン・ヘイゲンはリアル・ピンクの電話みやちゃん(ラジオビバリー昼ズ、ピンクの糸電話さん呼び出しのモノマネ風に)で声が愛くるしい。
トーキー黎明期の描写といえばデイミアン・チャゼルの「バビロン」を思い出す。撮影シーンはまんまこの「雨に唄えば」のオマージュっぽい。でもコミカルさで圧倒的に上回る本作のほうが好きだな。とにかく気持ちに明るさが欲しい時は迷わず「雨に唄えば」を観たい。
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