「おむすび」を観る(ほぼ完走)
朝の連続テレビ小説「おにぎり」、いや「おむすび」を見終えた。橋本環奈主演、平成元年生まれの主人公結(ゆい)が姉譲りのギャル魂で管理栄養士となり、様々な困難を乗り切っていく姿を描く。ドラマ「正直不動産」等を手掛けた根本ノンジによるオリジナル脚本。
何だかんだで最終話までお付き合いしたが、「毎話15分が長い、いつ観るのを止めてもよかったドラマ」が正直な感想。毎回B’zの主題歌も飛ばしていた。ドラマ前半はギャル文化が浮いた感じで描かれ、それをドラマ後半で無理無理伏線っぽく扱っている。むしろギャルなら姉の歩の方が最後まで王道を進んでいた。
それだけに真の主役は歩とする視聴者は多い。仲里依紗の存在感が目立っていたし、大人の事情で橋本が不在の間は歩が主人公になった週もあった。ただその中身は出来の悪い火サスみたいな話で、そんな消化試合みたいな点も評価を下げる要因。
NHKは阪神・淡路大震災から30年が経つ事でドラマに織り込みたかったのだろう。結にとっては幼少期のトラウマ、歩にとっては親友を失った出来事。やはり震災の物語への影響は歩の方が自然。始めから「ふたりっ子」みたいにダブルヒロインにしておけばバランス良く描き易かったかも。
阪神・淡路に東日本大震災、さらにコロナ禍と朝ドラとしてデリケートな内容。最後も「おにぎり」、いや「おむすび」で結んだし。それでいて阪神・淡路に対して後半の2つの禍が浅く呆気なく描かれた手抜き感は拭えない。全体的にバランスの悪いドラマだったなぁ。(おしまい)
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