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2025/03/09

午前十時の映画祭14「アメリカン・グラフィティ」を観る

今日は盟友N氏と午前十時の映画祭14「アメリカン・グラフィティ」を観てきた。1973年製作公開のアメリカ映画。監督・共同脚本は「スター・ウォーズ」シリーズ生みの親ジョージ・ルーカス。SFでは無くジェダイやフォースも出てこない、卒業パーティーの一夜を描いた青春群像劇であり音楽映画。

この映画、20年以上前から2枚組のサントラを持っていながら、一度も本編を観た事が無かった。いや敢えて観てこなかったというか。劇場で観たい、その欲求が午前十時の映画祭で達せられるとは思わなかった。実はそんな名作映画は結構ある。

製作総指揮はルーカスの盟友フランシス・F・コッポラ。本作はのちにルーカスが製作、コッポラが撮った「タッカー」から連なるような自動車映画でもある。セリフの端々に自動車マニアを唸らせるワードが潜んでおり、登場人物でもあるジョンの乗るフォードのクーペ(劇中字幕通り)は作品のアイコン(日本公開時のポスター等)ともなっている。

ちなみに音楽映画的側面からみれば、チャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」がフィーチャーされ、同じくルーカスの盟友スピルバーグ製作の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とも繋がる。ただし公開は最も古くも時系列(「タッカー」は1940年代、「BTTF」のメインは1955年)ではこの作品が最後となる。

フィルムに刻まれた時間は音楽、ラジオ(あくまでテレビはない)、車、女の子と全てが60年代。どんなに現代の映画がこの時代を描いてもこの空気感は再現できないだろう。その全てが懐かしく、時に馬鹿馬鹿しく、でも羨ましい。のちの青春映画の与えた影響も垣間見えてくる。

キャストは人材の宝庫。ロン・ハワードは大監督となり、リチャード・ドレイファスはこの頃からクセのある役回りを発揮。しかも端役(知っていたけど)でハリソン・フォードが出てくる。しかも伝説のDJ、ウルフマン・ジャックが自身の役で出てくる豪華さ。ドレイファス演じるカートとのやり取りがいいんだよ。

エピソードは一見平凡。でも劇中の女の子デビーのセリフの通り、「(数々のエピソードを挙げて)……その全てが面白かった」。それが青春、もちろん観ている側もとても面白かった。「アメリカン・グラフィティ」は青春映画のマスターピース。

実は製作総指揮を除き、意外と寡作なルーカス。「スター・ウォーズ」の監督作は観ていたけれど、デビュー作「THX-1138」はまだ観ていない。これは劇場公開を待つか(そもそもやるかどうか)、ビデオで観るか悩みどころ。実はその一端はこの作品にもあったけどね。

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