「教皇選挙」を観る
盟友N氏とボーリング2ゲームを挟んで映画二本目「教皇選挙」を観てきた。レイフ・ファインズ主演、Netflix「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督によるローマ教皇選挙【コンクラーベ】を巡るサスペンスミステリー。
原題はもちろん「Conclave」。盟友N氏曰く日本語?「根(性)比べ?」。でも自分は30年以上前に同じ名前の競走馬がいてその意味を知っていた。また「ゴッドファーザーPart3」でもバチカンスキャンダルと共にコンクラーベが描かれている。
さて本作はそんなミステリアスな儀式が丁寧かつ重厚なドラマ。冒頭からラストシーン直前まで張り詰めた空気に包まれる。これぞ劇場体験、選挙の過程でこちらまで肩に力が入っていたから。エンドロール前、事が終わってローレンス卿が窓を開けた時の開放感が堪らない。
重厚さはドイツ人監督の系譜。「西部戦線異状なし」では爆破と銃撃を交えた人間ドラマだったが、本作では静かなる野心と教皇を巡る攻防が描かれる。応える名優陣は誠実を体現するレイフ・ファインズを筆頭にジョン・リスゴー(アカデミー賞授賞式でも弄られていた)ら一見、神聖な候補者も曲者揃い。だが中でもその対局にいるスタンリー・トゥッチの存在感が良かった。
教皇選挙はフィクションによる映像、美術、教会独特の慣習等など全て知られざる世界。多様性、現代的な切り口を交えて驚きの結末が待っている。人間ドラマ、サスペンス要素も含めてオスカーの王道とは間違いなくこの作品だろう。
| 固定リンク



コメント