「ジェリーの災難」を観る
今夜は自身を主人公として実話を演じていく異色作「ジェリーの災難」を観てきた。台湾からアメリカへやって来て地道を信条に過ごしてきたジェリー、そんな彼に降り掛かる災難が描いていく75分の小品。出演者はジェリーとその家族等など。
ジェリーの心意気は買いたいが、所詮は素人の演じ手。映画としてはだいぶ物足らない。前半はちょっと洒落た再現VTR程度の出来。「世界仰天ニュース」か「アンビリーバボー」の方が話のクオリティが高いと思う。ちょっと予告編に騙された気も…
ジェリーと3人の息子たちは地味に、その一方で彼の元妻キャシーのキャラの濃さ、豪快さと派手さだけが目立つ。30年前、世界的な好景気での羽振りの良さ、当時の彼らの変化が受け取れるも元妻だけは今も生活レベルが変わらない。
この間、粛々と罠にハマっていくジェリー。ただそれだけでなく、明らかにこれ騙されてると誰もが思う展開の数々。もしこの作品でドキドキする観客がいるとしたら、身近な詐欺に注意した方がいい。そんなリトマス試験紙的側面は多少あるのかも。
そしてジェリーに降り掛かるもう一つの出来事。その事実と対峙した彼の姿がこの作品の描きたい事なのかも。次々と明かされるジェリーの災難。地道に貯めてきた財産の大きさと顛末、それに対して彼が思った結論はこの作品最大の学びだとは思う。
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