「ブルータリスト」を観る
今日は「ブルータリスト」を観てきた。「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ主演、ブタペスト出身ユダヤ系建築家ラースロー・トートの半生を描いていく。第二次大戦を境に母国を追われ、妻と離れ離れとなったラースローがアメリカに渡り、実業家ハリソンとの出会いから人生が変わっていく。
全編3時間35分の大作。鑑賞前にトイレは必須だが、1時間45分時点でインターミッション(休憩)が15分入るためにあまり気にしなくていいし、むしろ休憩15分はちょっと長く感じた程。都市部の劇場ならちょうどいいのかも。またこれ程の長尺ながらタルさは一切感じなかった。
総合芸術たる映画をもって建築の美しさと深さを語る、そんな作品。そこにラースローの視点、人生が投影され深みは増していく。冒頭から攻めたタイトル映像に始まり、どのカットを観ても凝ってるし見入ったし、プチ建築ファンになった気がする。前半はワクワク、いいものを見せていただいた。
だが破滅型の人生を辿ってしまうラースロー。そこからは史実ゆえに主人公へ感情移入できるか否かがポイントとなってしまう。薬物に溺れるところとか、感情がコントロールできなくなっていく。後半はそれら描写が多く、ちょっと失速気味に感じてしまった。
しかもやっと再会したフェリシティ・ジョーンズ演じる妻ともギクシャク。挙句の果てに出張先である出来事に遭遇。それがきっかけでハリソンと袂を分かつことになる。その内容はラースローの妻のセリフで明確になったけど、その出来事自体は画面が暗くて何が起きたか判別できなかった。
この映画ではラースロー設計の礼拝堂を中心にその顛末が描かれる。鑑賞前に限定の入場者特典を読んだおかげで設計の意図が伝わり興味深い。これ、公式ホームページに載せるべきだと思います。→追伸.HPに挙げられない理由わかりました。この作品は壮大な◯◯◯◯◯◯◯ーだったのですね。後半での感情移入の無さも腑に落ちました。(2/24追記)
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