「ブルースの魂」を観る
今夜は仕事帰りにBBキング生誕100周年記念公開となる映画「ブルースの魂」を観てきた。ブルースの帝王BBキング(正しくは「B.B.キング 」)。35年前、U2来日時に東京ドームでBBの演奏を観たのを思い出す。だから劇場でBBが映るポスターを見た時から気になっていた。ちなみに1973年フランス製作による作品である。
タイトルとポスター以外全く前情報を入れなかったのだが、映画が始まって間も無く面食らう事になる。音楽ドキュメンタリーだと思い込んでいたのだが、冒頭の刑務農場のインタビューの後に現れたハーレムの家族。ブルースを語ると思いきや、その息子のろくでなしぶりが紹介されていく。
そうこの家族、男とその彼女の話はテーマに沿った創作、しかも三流ドラマが展開される。BBキングらの名演が観られるどころか、尺の半分はこのドラマ。正直な感想は「こりゃ要らん」。だが劇場にあったこの映画のチラシに多くの著名人が「そこがいい」と大絶賛。「俺、本当は映画の事判らないのかも?」と愕然、正直日本版ポスターに騙された。
しかもほとんどの名演がぶった斬りされていて、編集も雑。「生誕100周年記念公開」と銘打った割にBBの演奏は3曲だけだし、フル演奏は皆無。BB以外のアーティストの僅かながらの演奏も良かったが、とにかく三流ドラマがダメだった。50年を経てアメリカと日本で初公開の理由はそこではないか。
こんな映画だから眠気が少しずつ襲ってくると思いきや、突然ハッとした出来事。あるバーの壁に掛かった写真に収まっていたのは「みうらじゅん」。数秒だけだったが、誰がみても「みうらじゅん」。いや今思えば「伊藤政則」だったかも。これから観に行く人、確認してみて?
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