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2024/12/07

午前十時の映画祭14「チャイナタウン」を観る

今日は盟友N氏と午前十時の映画祭14「チャイナタウン」を観てきた。ジャック・ニコルソン主演、ロマン・ポランスキー監督による1974年公開のアメリカ映画。1930年を舞台に私立探偵ジェイク・ギデスの下に来た浮気調査がある利権に絡む事件に発展していくサスペンス。

まず“1930年を舞台”と判ったのはウィキのおかげ。ただ冒頭、ジェイクの読んでいた新聞の一面トップ記事がシービスケットだったため、おおよその予想はついた。”シービスケット”は競馬ファンならご存知の名馬彼を描いた映画(2003年公開、もちろん観てますよ)も作られている。

ある利権、裏に隠された事実。その事実は当時にして衝撃的でラストは重い印象を残す。巨匠ジョン・フューストン演じる父親と先週の「ネットワーク」に続くも全く役柄が異なる娘役フェイ・ダナウェイの対峙。そこに立つニコルソン演じるジェイクは無力。タイトル「チャイナタウン」をバックに物語は幕を閉じる。

とはいえ、全編ジャック・ニコルソンの個性とアクの強さが魅力の一作。強い腕っぷしと元地方検事局員らしい洞察力。ただ事務所は分業化され、現代的な一面が描かれている。またこの作品の印象的なビジュアルが鼻絆創膏だったり、ポランスキー自身が演じる男(役名:ナイフを持った男)がそのきっかけだったり。

オスカーを受賞した脚本はロバート・タウン作。とはいえ、ポランスキーのスキャンダルを踏まえると父娘の”隠された事実”はその影響は無かったかと勘繰ってしまう。またこのラストを承諾したプロデューサー、ロバート・エヴァンスは「ゴッドファーザーに賭けた男」で実にスキャンダラスな人物と描かれている。

音楽は御大ジェリー・ゴールドスミス。印象的なスコアは少ないが手堅い仕事(代打、2週間で仕上げたらしい)。なお90年代にニコルソン自ら本作の続編を監督したというが、話題にものぼらなかったという事は「ボルサリーノ2」と同じ道程だったのだろうか。

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