「インターステラー【IMAXレーザー字幕】」を観る
今日は盟友N氏と「インターステラー【IMAXレーザー字幕】」を観てきた。クリストファー・ノーラン監督、2014年公開の米英合作映画で超々大作ゆえにワーナーとパラマウント共同配給。当時は通常上映の映画館で観ているが、今回のIMAX上映は公開10周年を記念して企画されたもの。
今回のIMAX上映は情報の出た半年前から待ち焦がれていた。何せノーラン作品はIMAX標準だし、人生最高のIMAXは同じノーラン監督の「ダークナイト」。しかも本作はSF大作ゆえの映像、音響効果は計り知れない。冒頭の飛行試験シーンのド迫力から終始圧倒され通しだった。
物語は環境汚染された未来。移住先を模索する人類とそのプロジェクトに参加する父娘の探求と時空を超えた冒険の旅。相対性理論を織り込みつつ、ノーラン節炸裂の世界観を大風呂敷と圧巻の映像美で紡ぎ出す。前回の鑑賞同様、父娘愛には泣かされてしまった。
結末を知っているだけに今回の鑑賞で発見は多い。中でも一番の驚きはエンドロール。in order of appearanceの後の最初の人物…10年間全く気付かなかった。その後の書棚のやり取りは判っていたけれど、冒頭からそんな仕掛けがあったとは。
キャストはマシュー・マコノヒーを始め、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインらオスカー級が名を連ねる。中でもアン・ハサウェイがいい。プロジェクト参加の真意、その顛末と人類に与えられた二つの可能性。とにかくラストシーンでの彼女の表情に惹かれた。
この作品に登場するオーバーテクノロジーは非現実的であっても、近未来とノーラン節をもって受け入れてしまう。何しろIMAX効果、そのあと押しが凄い。スクリーン上を進むちっぽけな宇宙船とのスケール差は劇場無くして伝えられまい。この作品をテレビサイズで観ては絶対にダメ。
SF好きならば絶対にこの機会を逃してはいけないし、このIMAX版は今年一番の激推し作品なのは言うまでもない。
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