テレビドラマ「べイビーわるきゅーれ エブリデイ!」を観終える
「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(全12話)を観終えた。同シリーズ初のテレビドラマでちさと(演:高石あかり)とまひろ(演:伊澤彩織)のゆるカワでもちゃんと魅せるアクションは健在。キャストとスタッフは映画版同様、シリーズの時系列ではこのドラマが映画最新作から繋がる(事が最終話で判明)。
2時間で描き切る映画版と異なり、テレ東得意の深夜30分枠12話を活かした構成で「殺し屋編」「風林火山編」「ジョブローテーション編」の3つに分かれる。映画の流れを引き継いだ「殺し屋編」は「ベイわる」らしい緩急で殺しは一瞬、しかもアクションに手抜きはない。
続く「風林火山編」は伝説の殺し屋を中心にした合宿生活、ある計画のために集められた殺し屋たちの仕事と顛末。「警視庁捜査一課長」の本田博太郎による怪演と「ベイわる」ワールドの融合、しかも謎プロットの連続が面白い。もちろん瞬殺アクションもあり。
最後はちさととまひろが殺し屋協会の中のまさに「ジョブローテーション編」。まひろの異動先、殺し屋にも営業があるのだなぁ(笑)。集団行動が不得意なまひろは監査部で粛清さん(演:柄本時生)とバディを組む事に。そんな中、ちさととまひろは仕事への想いを再確認していく….とはいえ、「ベイわる」らしい緩いラストで締める。
このドラマによってシリーズの世界観は広がり、次作への期待は高まるのだが、この間に高石あかりが来年度下半期の朝ドラヒロインに決まった。おかげでドラマとこれまでの映画シリーズに注目が集まった反面、「ベイわる」以降で高石、伊澤それぞれ仕事の幅を広げており、シリーズの行末はどうなるのか。
それにしてもこのドラマ化の企画を立てたテレビ東京は持っているなぁ。
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