Netflix「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」(吹替版)を観る
Netflix「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」を日本語吹替版で観た。ギャビン・ハイナイト製作総指揮、脚本によるファーストガンダムのスピンオフ、全6話のリミテッドシリーズ。ヨーロッパ戦線を舞台に基地を奪還したジオン軍レッド・ウルフ隊、ソラリ大尉を主人公にガンダムEXと対峙する姿を描く。
原題は「Gundam: Requiem for Vengeance」で「MOBILESUIT GUNDAM…」ではない。ジオン目線で物語は終始し、ガンダムという脅威に恐怖する。そんな彼らの姿がザクと初対戦した時のアムロの恐怖する表情と重なってくる。時は一年戦争11ヶ月目であり、その行く末を暗示させる。
予告編からも伝わる通りにミリタリー調全開。出てくるモビルスーツはガンプラMSVの世界。ソラリたちのザクは外装を加えられ、オリジナリティを演出してガンプラ需要を喚起する。オレは買わんけど。モビルスーツに限らず、戦車、軍用車などなど徹底したリアリティある画で展開される。
ただ手書きアニメで育った身にはCGが醸す違和感は少なからずあり。どこか重厚感の足らないモビルスーツの動きとか、実写一歩足らずなキャラクター描写とか(バイオとかの高品位ゲームCGレベル)。安定の日本語吹替(ベテラン大塚芳忠ほか)なのでそこに助けられた感はあるけども。
物語に軍の大義、ソラリの私情、白い悪魔(ガンダムとそのパイロット)の存在が交錯する。全6エピソードは時系列で繋がるが、それを通して訴えるテーマはあまりない。戦争とは年齢、家族を問わず戦火に巻き込むものと訴えるくらいか。結局、タイトルの「復讐のレクイエム」とは何だったろうなぁと思う。
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