「キングダム 大将軍の帰還」を観る
今日はシリーズ最新作「キングダム 大将軍の帰還」を観てきた。実写「キングダム」といえば王騎将軍=大沢たかお。まさにトップロールを奪う勢いで本作はほぼ全編、彼をフィーチャーした章となっている。隣国・趙との激突を背景に王騎が戦う理由、背景が浮かび上がってくる。
王騎VS武神ほうけん。大沢たかおと対峙する相手に吉川晃司が相応しい。中盤からクライマックスまで血湧き肉躍る殺陣をワイヤーアクション、スローモーションを多用して力強く描いている。まさに王騎最強を表現し、サノス軍VSアベンジャーズ顔負けの描写で露払いされまくる小兵たち。
一方で王騎とほうけんを巡るバックストーリー。そして王騎の影に摎(きょう)。実在した将軍ながら謎多き点を「北斗の拳」のあの人を彷彿とさせる設定を加え、王騎がほうけんと剣を交える動機を作っている。本作まで戦いを見守ってきた王騎が最後は力で活路を開いていく。
驚かれたのが、要潤演じる騰の馬上からの刀捌き。王騎とほうけんも筆舌に尽くし難い戦いだが、騰の刀捌きと小兵の弾かれっぷりに思わずニヤけてしまうほど。正直、王騎とほうけん、騰以外の殺陣、画作りはこれまで通り、空撮から合戦への流れであまり新味はない。
とはいえ、大画面で王騎将軍=大沢たかおの勇姿を見られる喜び。これまでパソコンの画面でしか観てこなかったが、やはりスクリーンでこそ映える。さてそんな「キングダム」最強のアイコンの後、シリーズを引っ張るキャラ登場が生まれるか不安と期待しつつ本作を観終えた。
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