Netflixで「ゴールデンカムイ」を観る
今日はNetflixで「ゴールデンカムイ」を観た。アニメ実写化主演が続く山崎賢人による「ゴールデンカムイ」。原作未読、アニメシリーズも未見でこの実写化が初見となる。20世紀初頭を舞台にアイヌの金塊を巡り「密輸 1970」を思わせる三つ巴(?)争奪戦が描かれていく。
シリアス要素の強い「キングダム」に対してこちらはユーモア要素を兼ね備える。杉元とアシㇼパのバディぶりはアイヌ文化を絡めていて面白い。それでいて二人の背負うシリアスな背景をスパイスに、物語はバランスとテンポよく展開される。
「キングダム」では狂言回し的存在だった山崎賢人は本作の役柄のほうが向いている気がする。竹串の件はいつ抜けるのか気になってしまったよ。またバディを組むアシㇼパを演じた山田杏奈は透明感、醸し出す正義感がとてもいい。二人の掛け合いも良かったね。
不死身の杉元、顔の傷はマンガ原作を思わせるギリギリのライン。玉木宏演じる鶴見の脳汁はコミカルで怖い。まるで映画ネタと思ったのが、金塊の隠し場所を記す地図はバッファロービルを彷彿とさせるし、杉元を助ける白石(矢本悠馬が好演)はまるでT-1000のような活躍を見せる。
本作唯一の不安は完結までにあと何作作られるかという事。今回の映画が原作全31巻のうち最初の3巻にあたるらしく、1作3巻×10作くらいの計算になってしまう。エンドロール、続編のシーンも挿入されているし、始めたなら是非完結まで描いて欲しい。
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