「デッドプール&ウルヴァリン」を観る(ネタバレ無し)
今夜はMCU最新作「デッドプール&ウルヴァリン」を観てきた。タイトル通りに二人が「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」以来で初のMCU登場に再競演、しかもバディを組むSFアクション大作。今年マーベルがこの一作に賭ける意気込みはおのずと伝わってくる。
X-MENとデップーの映画シリーズは全て観ているし、MCUも映画だけなら一応全部。けれどその想像を超えて斜め上から飛び込んでくる衝撃の数々。結果、この作品を通してマーベル愛、アメコミ愛、X-MEN愛、デップー愛が試される。たぶん生粋のアメコミファンは堪らないだろうなぁ。
判る人が観ればイースターエッグだらけ。オレも含め一般レベルでは見落としも多いのでは。それでもあんなものを見せられれば映画ファンなら卒倒。ビバ!マルチバース。例えば「オレ一人でいい」は本作イチ刺さったセリフ。だって演じたあの人メチャ好きだから(未見の方はリンクを踏まないで)。しかもあの人らしいキレのいいアクションも披露。
音楽は80’s〜90'sのポップスを多用、予告通りにマドンナの曲も使われる。神に愛、そして祈りを表す意味で「ライク・ア・プレイヤー」は象徴的。ウェイドは仲間や彼女、ローガンはX-MENへの想いを胸に戦う。それに限らず、80’s洋楽で育った身には適材適所の使われ方だった。
とはいえ過去のデッドプールシリーズ同様、ストーリーはやりたい放題。だから本編で前述のような衝撃はあっても「ノー・ウェイ・ホーム」のような感動までに至らなかった。ただエンドロール中の映像を観てX-MENシリーズの集大成だと再認識。これを観て別の意味で感動したよ。
なお本作予告からもTVA登場にマルチバースが舞台、ウェイドとローガンを通してヒーローとは?を描く。ショーン・レヴィ監督はMCU予習不要と発言していたが、やはりTVAとその世界を描く上でTVシリーズ「ロキ」だけは観ておいた方が良いかなぁとは思う。
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