「九十歳。何がめでたい」を観る
邦画はハードな作品を連チャンしてきたので、今日は「九十歳。何がめでたい」を観てきた。佐藤愛子の原作エッセイを基に作られたコメディー。「生誕90年記念作品」とあるように主演 草笛光子のための映画でもある。断筆宣言した作家にエッセイ連載が持ち上がり、担当編集の吉川が現れるのだが…
冒頭は執筆活動から離れた生活感で物語はスロースタート。エンジンが掛かるのは唐沢寿明演じる吉川との出会いからで一種のバディものの様相で物語は進んでいく。ただ仕事の一方で家族との事で悩む吉川。だが佐藤との出会いで吉川の心境にも変化が現れる。
佐藤側のエピソードは原作に基づいているだろうし、エンドロールでも再見できる。草笛さんでも可笑しいが、佐藤さん本人のインパクトもなかなか。またエッセイの部分はそんな佐藤さんのユーモア、アイデンティティーを反映させた草笛の演技がいい。原作を読みたくなったよ。
人情喜劇の松竹らしく吉川に家族仲のエピソードをぶち込んでいるが、そこがどうかと。ここはフィクションであくまで創作と思われるし。エッセイの中にもっとエッセンスはあったろうし。決して完全ハッピーエンドではない苦い後味だけは今風で良かったと思うけど。
個人的にツボだったのはタクシー運転手を演じた三谷幸喜。大河ドラマ「真田丸」で草笛を起用した三谷。今回の客演はその恩返し。ただルックスはまさにYes!高須クリニックの高須院長。演技はリアリティーよりもはやコントだったね。
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