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2024/06/29

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選GRAND FINALE@kino cinéma横浜みなとみらい「リオの男」「おかしなおかしな大冒険」を観る

今日は盟友N氏の誘いでジャン=ポール・ベルモンド傑作選GRAND FINALEで「リオの男」「おかしなおかしな大冒険」の2本を観てきた。

ベルモンド傑作選GRAND FINALEは新宿武蔵野館、kino cinéma横浜みなとみらい他、全国数カ所で上映されているが、近くとなると横浜が最有力となる。さらにコロナ対策として車移動がいいのでは?と。加えて先週スイスポのタイヤを全交換した事も横浜遠征を後押しする理由となった。

スイスポの話は別の機会としてとりあえず今回は映画の事を。「リオの男」は1964年公開の作品。

一週間の休暇を得た航空兵アドリアンの彼女アニエスが誘拐された。そんなアニエスを追い掛けて辿り着いたのはリオデジャネイロ。実はその誘拐の裏にある古代像の存在があった...

アドリアンの冒険を描いたスラップスティックコメディー。冒頭はフランス、パリに始まり、それ以外大半はブラジルが舞台。近代的なビル群と貧困層の住む海岸際はの描写はおしゃれな街パリと対照的に映る。そこが何処か日活の無国籍映画にも相通じる持ち味。

60年代の作品ゆえ、展開に荒唐無稽さはあるが、当時30才のベルモンドの勢いと体を張ったアクションで最後までみせる。しかも誘拐、追跡劇と思いきや後半はインディ・ジョーンズ、いや「ロマンシングストーン」を彷彿とさせる宝探しに変わっていく。とはいえ、アドリアンの宝はアニエスなのだけど。

そんなアニエスを演じたのはフランソワーズ・ドルレアック。彼女の妹はカトリーヌ・ドヌーヴとN氏からの情報。さすが血は争えないなぁと思ったいたところ、実は25才で急逝されたとウィキで知る。彼女のコメディエンヌぶりがとっても良かったのに。なお「リオの男」、映画としてはまぁまぁかなと。

ちなみにベルモンド大好きな盟友N氏の本命は「おかしなおかしな大冒険」。「リオの男」と同じフィリップ・ド・ブロカ監督、ベルモンドとの再タッグでの4作目。諜報員ボブの冒険を軸にもう一つのドラマが絡み合う1973年公開のアクションコメディー。

いやぁこちらの作品はとても楽しめました。大満足です。映画が始まってからマンガっぽい展開が続くが、それにはちゃんと納得の理由。そしてもう一つのドラマが繋がった時、登場人物たちのリンクするエピソード、セリフがめちゃ可笑しい。原題「Le Magnifique」は「壮大な」という意味でこれも納得。

この映画が楽しめた最大の理由とは?ベルモンドの存在感?当たり前でしょ。でも最大の理由ではない。ずばりヒロインを演じたジャクリーン・ビセットにノックアウトされたから。当時20代後半でめちゃ可愛く綺麗でセクシー、もうメロメロです。映画は彼女の存在だけでも成立しています。フランス語も見事に操る才女ぶりに普段着でメガネ姿も堪えられません。

これに40才のベルモンドが寄り添う。銃を片手に007オマージュのアクションの数々。一方しがない姿も板につく。この作品を盟友N氏が観たかった理由、少しだけわかった気がする。この頃のフレンチコメディーっていいよなぁ。

さて今回、映画を観たkino cinéma横浜みなとみらいですが、近年映画製作も携わっている木下グループ(木下工務店)の映画館。そうした背景もあって映画館はとても綺麗だし、ミニミニシアターながら椅子の作りも拘りを感じた。両脇のカップホルダーが隣との共有でなく単独、背もたれも座面に合わせチルト。横浜という立地におしゃれで音も画も良い映画館でした。

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