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2024/04/20

午前10時の映画祭14「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」を観る

今週も盟友N氏と午前10時の映画祭14で初期三作のフィナーレ「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」を観てきた。インディの父にショーン・コネリーを迎え最高のキャスティング。ルーカスとスピルバーグは007のような作品を目指し、インディ・ジョーンズを創造したという。そんな作品にコネリーを迎えて本望だったろう。

個人的に再見率が高くてシリーズで一番好きな作品。特に90年代はレーザーディスクでスクリーンサイズを優先してトリミング版で楽しんだ。しかし今回改めて観て本作はシネマスコープの恩恵が高い事に気付く。冒頭の若きインディ、最初の冒険でスクリーンを活かした列車上のアクションが素晴らしい。

そのシーンに限らず、本作のジョン・ウイリアムズの仕事、映像とのシンクロ、何もかもが最高。スコアへの絶妙なアレンジが迫力の脱出劇に親子の機微までも表す。時に感じるユーモア、そしてアクションを盛り立てるレイダースマーチでトドメ。観ていて惚れ惚れする。

シリーズは進むにつれ、ハリソン・フォードの三枚目ぶりも味わい深く、さらにジョーンズ親子の会話劇が面白い。本作は「リーサル・ウェポン」シリーズのジェフリー・ボームが脚本を手掛け、軽妙でかつ絶妙なやり取り。シリーズらしいオマージュと伏線満載のセリフも再見だからこそ味わえる。

アクションもプロットも見どころが多く枚挙いとまが無い。特に好きなのは戦車を馬で追うインディ。ヘンリー、マーカス、サラーも活躍。その後の顛末まで見逃せない。もちろん聖杯を目指す三つのチャレンジもセリフを覚えている程に好きなシーン。またここでの音楽もいい。

心の中では今もこの作品が最終作だと思ってる。スピルバーグらしい親子関係の描き方、ドライな演出ぶりと相まってウェルバランス。レイダースマーチに乗って颯爽と夕日に向かって去って行くインディたち。その姿はまさに西部劇へのオマージュ。これ以上無い最高のエンディング。本当に特別で大好きな作品だ。

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