「フォロウィング 25周年/HDレストア版」を観る
今夜はクリストファー・ノーラン監督作品「フォロウィング 25周年/HDレストア版」を観てきた。1998年製作のイギリス映画でノーラン監督の第一作でもある。近年はビッグバジェットの大作ばかりだが、その根幹となるトリッキーな物語は初期の作品から提供してきた。
作家志望の男があるルールの下、人々を尾行する中で遭遇する出来事を追った物語。また異なる時間軸のストーリーラインはその後の作品にも共通する描き方でもある。ただ作品が近年になる程、意外に難解さは薄まっている事に気づく。
70分の小品らしく登場人物は少なめ。主人公の若い男、彼が接触する謎の男、彼らが侵入する部屋の女、そして刑事。セリフの端々にノーランらしさがあり、主人公を追い込んでいく様が描かれる。だが「メメント」を観た時にも思ったが、初期作品ほど一度に物語の全てを理解する事は難しい。
そのせいか(いや体調のせい?)前半はちょっとお眠になってしまったけど、後半でその真意が判ってくる過程は他のノーラン作品同様に面白い。もう一度観ると彼らの行動、セリフと伏線が見えてくるだろう。いやもう一度観たくなる事必至。
4:3、かつてのテレビサイズ、モノクロで撮られた映像もインディーズっぽさがあって味がある。ちょっとした荒っぽい編集もいい。その一方、劇伴はなかなかの迫力があってサスペンスを補う。この機会、ノーラン好きな方なら劇場で観て損はないと思う。
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