「パスト ライブス/再会」を観る
今日はお休みだったので佐久間Pオススメの「パスト ライブス/再会」を観てきた。韓国CJと飛ぶ鳥を落とす勢いのA24製作によるアメリカ映画。今年のアカデミー賞脚本賞ノミネート。初恋の女性ノラを想うヘソン、そしてNYでの二人の再会を通し、結ばれた縁(ミニョン)と切なさが描かれていく。
この作品をラブストーリーと言い切るには難しい。男目線ならば軸はヘソンだが、あくまで話の軸はアメリカに移住したノラの道程。24年前、ノーベル賞を目指す秀才だったノラと争うヘソン。幼い二人の恋は12年後、そして現在に至る中でその関係性が全く異なって流れていくのが興味深い。
日本のサブタイトルに「再会」となる登場人物3人の想いが交錯する中盤からの展開は実に大人。NY、ダイバーシティとひと昔前のフジテレビ製作だったらベタな恋愛映画になってしまうところ。妻帯者からみれば、ヘソンもアーサー(ノラの夫)の両方の気持が分かるというもの。バーで交わす言葉は少なくとも複雑さは伝わる。
物語はラストシーンでひと区切りとなるが三者三様。アーサーの前で感情を露わにするノラにとって24年が何であったか。いや12年前、または24年前で終わっていたのか。これも女性と男性で恋愛観、その見方は大きく変わるだろう。登場人物の中でノラが一番大人だったのかなぁと。やはり女性には敵わないと。
追伸.
渡米当初のノラのエピソードを観て以前、TBSラジオ「日曜天国」で若林有子アナが切々と話していたエピソードが重なった。親の都合でアメリカ移住しているところも同じだったし。異言語、異文化に飛び込む難しさはそのワンシーンで伝わってくる。
またツボだったのがガジェットの変遷。12年前にノラが使うのが、当時のMacBook Air。今オレが使ってる型と同じじゃないか。そろそろ替えてもいいよという暗示だろうか。今はただそれが叶わぬ不況とダダ下がり円安が恨めしい。
| 固定リンク
コメント
迅速な対応と大変丁寧な梱包をしていただきました。
スタッフさんの手書きのお手紙も添えて頂き、とても好感を持ちました。
又、ご縁がありましたら、宜しくお願いします。
スーパーコピー時計激安 https://www.bbagok.com
投稿: スーパーコピー時計激安 | 2024/10/16 08:32