「コヴェナント 約束の救出」を観る
今日はジェイク・ギレンホール主演「コヴェナント 約束の救出」を観てきた。9.11後のアフガニスタンを舞台に、タリバンのIDE(即席爆発装置)の製造工場を捜索するキンリー曹長と現地人通訳のアーメットが遭遇した出来事を追う脱出劇。当時のアフガン人通訳のドキュメンタリーにインスパイアされたガイ・リッチーが共同脚本・監督・製作を務める。スタイリッシュさが売りの彼らしからぬドライでソリッドな物語。
個人的にジェイク・ギレンホールの出演作はハズレが無いと思っている。「遠い空の向こうに」や「ナイトクローラー」に「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のミステリオ役も記憶に新しい。ジェイク演じるキンリーとダール・サリム演じるアーメッドの主従関係が様々なエピソードの中で変化していくさま。お互いの事情を知らないままに感情と絆を深めていく。特に危険を脱したキンリーの苦悩には共感させられる。
とはいえ、感動を押し付けるような演出はほぼ無い。むしろキリキリするような展開が続いてそれどころじゃない。米軍基地周辺であれば物量で凌駕するが、いざ離れれば突如包囲され死と隣り合わせになる。そんな中で映画自体はアメリカ視点が多くなるが、アフガニスタンと土地の人々を巡る事情も垣間見えてくる。
特にアーメッドを巡る事情は複雑だ。兄弟が敵味方ながらの思いにアーメッドが同胞に反旗を翻す理由。そして通訳を、キンリーを助けるのも自由のため。世界の警察アメリカがビザを餌に彼らが利用される顛末。フィクションであろうが、国が体面ばかりを大事にしているからこそ、物語の中でキンリーは絆のために行動を起こしていく。
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