「リバー・ランズ・スルー・イット」【午前十時の映画祭13】を観る
今日は午前十時の映画祭13「リバー・ランズ・スルー・イット」を観てきた。1992年公開のアメリカ映画。20世紀初頭のモンタナ、田舎町の兄弟、家族、そして釣りを通して主人公ノーマンの人生が回顧されていく。ブラッド・ピット初期の出演作として知られるロバート・レッドフォード監督作品。
この作品は日本公開時(1993年)に、その後ソフト化された際はレーザーディスクでも何度か観ている。でも20年以上は観ていないので話はだいぶ忘れていた、ただ一点を除いて。それはフライフィッシングだ。この映画で釣りに魅せられた方も多いのでは。今回改めて観てその所作、フライを操る4拍子のリズムを刻む動作を映す映像がとても美しかった。
冒頭から最後まで美しい映像で綴られるのも、米アカデミー賞撮影賞受賞というお墨付きがあってこそ。モンタナの大自然、古き良きアメリカの姿がそこにある。とはいえ、ネイティブアメリカンに対する視線、暗部も僅かだが描かれる。そして最後に控える悲劇。冒頭と同じ、タイトル通りに流れる川の映像とモノローグが重なる。そんな人生論が心に響く。
当時20代後半のブラッド・ピットがこれまたいい。芯の強さと脆さが同居するポールを演じた。レッドフォードの再来と言われた美男子ぶりに「セブン」「ファイト・クラブ」での男臭さは皆無。その後、文芸ものにも出演しているが、彼の代表作に「リバー・ランズ・スルー・イット」を外す事はできまい。
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