「ストップ・メイキング・センス4Kレストア」【IMAXレーザー字幕】を観る
今日は盟友N氏と「ストップ・メイキング・センス4Kレストア」【IMAXレーザー字幕】を観てきた。1984年公開、デイヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズのライブ映画。40年ぶりに劇場公開された本作は4K化され、何とIMAX版まで公開ときた。数分迷ったが、この機会にIMAX版を観る事に(ちなみにN氏は初IMAX)。とにかく映像と音が凄かった。
デイヴィッド・バーンというと「アメリカン・ユートピア」が思い出されるが、原点がこの「ストップ・メイキング・センス」。緻密に構成されたステージ。哲学的な「アメリカン・ユートピア」との大きな違いは若さ溢れるパフォーマンス。意味深な歌詞と刻むビートの中、デイヴィッド・バーンたちが動く動く。観ているこちらまで躍動するビートに引き寄せされる。特に後半以降は圧巻だった。
そして「ストップ・メイキング・センス」と言えばデカジャケット(当時はこの作品のポスター、映像パッケージも皆デカジャケ)。見事に着こなすデイヴィッド・バーン。そのファッションは40年前と古びたどころか、今見ても新鮮。ライティングを活かした彼らのパフォーマンスが影となってバックスクリーンに映る。さらに陰影で表情を際立たせた映像も面白い。
そんな本作の監督は、のちに「羊たちの沈黙」(1991年)を撮るジョナサン・デミ。本作ではトーキング・ヘッズのステージパフォーマンスを流れるようなカメラワークで捉え、かつ編集も素晴らしい。さすが"80年代ライブ映画最高峰の一作"と呼ばれるのは伊達じゃない。
追伸.
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