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2024/02/11

Netflixで韓国ドラマ「二十五、二十一」を観る

Netflixで韓国ドラマ「二十五、二十一」(全16話)を日本語吹替版で観た。「愛の不時着」のスタジオドラゴンが2022年に製作したドラマシリーズ。コロナ禍の韓国。バレエを挫折した少女が母親の日記を読む中、母親たち5人の青春に遡る90年代後半からの10年を追った群像劇。

きっかけはJFN「スナックラジオ」内でリリー・フランキーさんがこのドラマを推していた事。Netflix観るなら、見たいものが重ならないと勿体無い。昨年末から「ザ・クラウン」ファイナルシーズンの後、思い出したように観始めた。ハマった。週末、1話か2話ずつ少しずつ。いずれ物語に終わりが来るのを判っているから、毎回惜しむように。

まずオープニングタイトルに8ミリビデオの映像が使われているようにガジェットや文化、ファッションと懐かしさに溢れる。IMF危機など韓国を襲った出来事が出てきたり、他のエピソードでは知らない事件もあるけれど、そこは興味深く観た。国内外世界問わず、バブル前後の頃を描くドラマが出ているけど、細かな描写は懐かしく映る。

序盤はフェンシング金メダリストのユリムと彼女に憧れるヒドがライバル、やがて親友となっていく物語。幼い頃に天才と言われたヒドが挫折、ユリムとの交流で再び頭角を表していく。もう一つの主軸は彼ら高校のクラスメートで構成する4人とその先輩イジンとの交流に青春ドラマが繰り広げられ、ヒドとイジンとの間に特別な感情が芽生えていく物語。

仲間の一人、優等生スンワンが放送部に居て、その先輩がイジン。IMF危機で裕福な家庭からどん底に落ちていくイジン。だが少しずつキャリアを高めていく。ヒドとお互い高め合う存在となり、そして....約一ヶ月を要してこのドラマを観てきたが、彼ら登場人物に感情移入してしまい、最終3話はいいオッサンが涙無くして観られなかった。

物語が大きく動くのは第14話。ここでユリムに過酷な試練が待ち受ける。韓国ドラマの琴線に触れるところは必ず家族を絡める点。感情移入しているのは主人公たち4人だけではない。彼らを取り巻く家族との関係性、その描写があってこそ、ユリムの決断が気持ちに響いてくる。ユリムだけではない、ヒドも、イジンも、スンワンも、ジウンも。

このドラマを作りものと言い切ってしまうと悲しいが、最近ドラマ、映画に限らず青春ものを観ていると、懐かしさに憧れと後悔が心を駆け巡る。実はこのドラマのテーマはそこ。その想いを親から子へ繋いでいく事が大事なのだと。演者のビジュアルもあるが、声優陣の10年の成長の表現も素晴らしかった。本当に観終わったのが惜しいな。

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