WOWOWでドラマSF超大作「三体」 を観る
WOWOWでドラマSF超大作「三体」 を観終えた。SF界のノーベル文学賞と呼ばれるフューゴ賞長編部門(WOWOW談)をアジア圏内で初めて受賞した小説。大ベストセラーとなった本作を中国で実写ドラマ化。このシリーズをWOWOWで3ヶ月かけて国内独占放送。今回はWOWOWオンデマンドを中心に試聴した。
舞台は北京オリンピック開催前の中国。世界各地で科学者が自殺する事件が続発する。ある会議にナノマテリアルの開発者、汪淼(ワン・ミャオ)が招集され、そこで知人の死を知らされる。警官・史強(シー・チアン)の捜査に協力する汪淼だったが、時同じくして体に異変が起きる。
壮大な「三体」の第一部のドラマ化(原作あらすじから推測)。それでも全30話あり、今回のシリーズだけでも大河感あるストーリー。特に鍵を握る天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)の若き時代と当時の事情が重なり、興味深い歴史劇となっている。と同時にここで葉が行なった出来事が物語全体の起点になっている。
中盤までカール・セーガン原作の「コンタクト」を彷彿とさせる地球外生命体との交信を巡る話と思いきや、それをも超える意図が見えてきた時、「ここでっ?」というところで今回のドラマは終わってしまう。生命体の話はラスト2話に留まり、ほぼ駆け足状態による描写。哲学的なセリフもあって脳味噌が追いつかなかった。
追いつかせなかったもう一つ理由、WOWOWは今回のドラマに字幕版しか用意しなかった事だ。映画で慣れた字幕だが、本作の場合はそうはいかなかった。小説ならマイペースで読み進める事ができるが、ラスト2話はハイペース過ぎる。内容は興味深くこのドラマの続きも含め、あの分厚い単行本を読もうか迷っているところ。
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