「ゴジラ-1.0/C(マイナスワン/マイナスカラー)」を観る
今日は「ゴジラ-1.0/C(マイナスワン/マイナスカラー)」を観てきた。昨年秋公開、今もロングランが続く「ゴジラ-1.0」のモノクロ版。だが単なるモノクロ版と言う勿れ。マイナス×マイナスでプラスどころか、オリジナル「ゴジラ-1.0」のリミッター解放したとてつもない怪物だった。
リミッター解放の印象は作品だけでなく、観る側にも表れる。グッと引き出された現実感、没入感、悲壮感、ゴジラの迫力は増し増し。色無しのハンデどころか想像力を掻き立てて、昨秋「ゴジラ-1.0」を観てびくともしなかった感情もスクリーンに映る表情と演技、そしてセリフがビンビン刺さってきたのだ。ほとんどのシーンで泣きっぱなし。これは今日経験した事だから仕方ない。
山崎貴監督曰く「カット単位の調整」らしくシーン毎に適切かつ効果的な印象を持った。大戸島でのゴジラ強襲、逃げ惑う人々に破壊されていく銀座、ドキュメンタリータッチのワダツミ作戦、それぞれに喰い入る。中でも人間ドラマでのライティング、明暗の生む機微は感情を大きく揺さぶった。このモノクロ版は「ゴジラ」第一作に対する最大のリスペクト。
この企画が昨秋限定公開された「シン・ゴジラ」のモノクロ版「オルソ」が発端かと思う。でもモノクロに対する親和性は戦中戦後を描いた「ゴジラ-1.0」のほうが明らかに高い。また一般向けには門戸の広いオリジナル「-1.0」だろうが、映画ファンには「マイナスカラー」がベスト。かつ今のところ今年の我がベスト映画。
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