「𝟬𝟬𝟳は二度死ぬ 4Kレストア版」を観る
傷心の菊花賞(3連複を3連単に変えて撃沈)の後、どうしてもコネリー・ボンドが観たかったのでレイトショーにて「𝟬𝟬𝟳は二度死ぬ 4Kレストア版」を観てきた。今回のラインナップの中で外せなかったのは「女王陛下の007」と「𝟬𝟬𝟳は二度死ぬ」の2作。特に「𝟬𝟬𝟳は二度死ぬ」は特別、自分にとってのファースト・ボンド。このブログでも「二度死ぬ」絡みで三度ネタにしてきた。
「𝟬𝟬𝟳は二度死ぬ」オープニングのバレルロゴ、昼間観たジョージ・レーゼンビーと比較して貫禄あるボンド(もちろんどちらも好き)。たとえ誰が演じても我が記憶を塗り替える事はできない。ルックス、アクション、機微あるセリフ回しとジェントルマンでセクシーなシークレットエージェント。やはりジェームズ・ボンドはショーン・コネリーなのだ。
さて今回も「𝟬𝟬𝟳は二度死ぬ」を噛み締める程に観させてもらった。おかげで上映2時間、アドレナリンが出っ放し。これまで知っていたトリビアや若林映子さんの最新インタビュー等を踏まえてみると感慨深い。ヘリ撮影でのカメラマンの大事故、2000GTオープンカーの経緯、セクシーな若林さんとカワイイ浜美枝さんの役柄がクランクイン前は逆だったとか色々。
そんな中でもパインウッドスタジオで実際に造られた火口基地の巨大セット。盟友N氏がホントは一緒に観たかった忍者たちの下降シーン、これを劇場で観るとほぼVFX抜きで圧巻。加えて印象的だったのは1967年公開当時の東京。ショーンの操る「サタノヤマ」の後、蔵前国技館の相撲シーンがスクリーン映えする。また2000GTがカッコよく、かつカーアクションが小気味いい。きっと早回しなんだろうけどね。
もちろん貫禄のボンドに相対するタイガー田中の存在感に今回も惚れる。かつて妄想の中にあった「世の中、ジェットだよボンド君」とは言わなかったが、この「二度死ぬ」は丹波哲郎さん抜きに語る事はできない。唯一無二のキャスティング、世界に誇る日本のボスだよ。謎の接待、姫路城での忍者訓練、"日本人になる"ボンドをエスコート。
それと思った程、トンデモ日本じゃなかったなぁ。むしろトヨペットクラウンが磁石で吊り上げられるシーン、俯瞰する神戸港でのアクション、山岳をバックにリトルネリーとヘリの攻防等々見どころも多い。それと観ていて思ったのはあの飛行物体(巨大回収船
)ってスペースXの宇宙船にそっくりの動き。もしかしてイーロン・マスクってボンドの敵?ブロフェルドなのかもしれない。
追伸.
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