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2023/10/15

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」を観る

今日は盟友N氏たっての希望で「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」を観てきた。CCRことクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの1970年ロイヤル・アルバート・ホールでの公演を中心に、彼らバンドの成り立ち、ツアーの様子を追った音楽ドキュメンタリー。ナレーションはジェフ・ブリッジス。

CCRといえば「雨を見たかい」が有名だが、そのリリースは1971年。今回の映画はその一年前の彼らの活動を記録。その1970年とは音楽界で歴史的な出来事、ビートルズ解散が起きている。それと前後してCCRは世界有数のロックバンドに躍り出た。ビートルズを失ったロンドンっ子は彼らのCCRのライブで狂喜乱舞する姿も捉えられている。

この映画はライブ収録というより、記録映画の側面が強い。学生時代の活動やCCRの前身バンド等を振り返り、当時のインタビューを交えて彼らの生の声が伝わってくる。時はベトナム戦争の最中。兵役を通し彼らの活動にも影響をもたらす。そんな社会に向けて魂のこもった歌詞、反骨のアメリカンロック、ジョン・フォガティの歌声が響く。

「プラウド・メアリー」「グリーン・リヴァー」等、耳馴染みの曲だけでなく、どの曲も熱い。ダグ・クリフォードのドラムも激しい。昨今の凝ったライブ映像もいいが、撮影カメラが少なくても十分に伝わる。あっという間に終わるライブ。帰り道の車中、CCRとジョン・フォガティの楽曲を流すN氏が粋。まるで車窓の先はアメリカ、ロードムービーのようだった。

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