前作までシリーズ一気見して「ジョン・ウィック:コンセクエンス」を観る
今日は映画の日。そこで「ジョン・ウィック:コンセクエンス」を観てきた。ただそのために未見だった前3作をこの週末にAmazonプライムビデオで一気見。おかげで「ジョン・ウィック」の世界をたっぷり堪能できた。
全4作品を時間の流れでみれば、2ヶ月間程の出来事を描いたものだろう。妻に死に傷付いた心に愛犬の命と愛車を奪われ、引退した殺し屋に復帰し復讐を果たすジョナサン。だが行動が掟破りであったために組織のトップ、主席連合に命を狙われ続ける姿を描く、本作はその完結篇となる。物語、アクション、スケールと4作品で拡大していく様、決してインフレ気味にならずよく出来ている。そしてこの完結篇を観て思ったのだ。キアヌは「カウボーイビバップ」を作りたかったのだと。
だが「カウボーイビバップ」そのものではない。アクション映画として残すべきものを残し、世界観を再構築した。一時期、キアヌ主演で実写化が動いた「カウボーイビバップ」はNetflix版として製作されたが、ご存知の結果。スロー過ぎて欠伸が出るようなNetflix版「カウボーイビバップ」に対し、「ジョン・ウィック」は流れるようにスムーズ、スピード感あふれるアクション。第3作まではガンカタの進化系くらいに思っていたが、この「コンセクエンス」で確信した。ましてあんなラストを見せられたら堪らない。間違いなくカウビ(カウボーイビバップ)だ。
カウビといえば宿敵ビシャス。ビシャスといえば刀。これまでの「ジョン・ウィック」シリーズでも刀を使った殺陣はあったが、本作は真田広之とドニー・イェンの参加でよりハイレベルのアクションをみせてくれる。特にドニーの杖、刀裁きが素晴らしい。ワンカット風の長回しも凄いし、カーアクションも斬新。いやこのシリーズは常に前作を超える出来。キアヌ、彼のスタントダブルを含め、現場の苦労がしのばれる。
物語の根底に流れる古今東西の西部劇、マフィア、ヤクザ、アクション映画のエッセンス。登場人物達の間に芽生える友情もその一つだろう。来日の多いキアヌの日本語は上手かった。ただ真田の演技を観て改めて思う。日本人の設定ならセリフは日本人が話すべき(第3作はその辺がちょっとねぇ)。本作が如何にトンデモ大阪であっても日本人が演じているからいい。
この作品は冒頭にこれまでの物語説明はあるものの充分でない。彼らが育んだものはそれぞれの作品からしか得られない。それにこのシリーズの世界観、設定は特別。スーツ、銃、アクションの織り成す様式美。その点未見なら一気見がオススメ。たった三日間で「ジョン・ウィック」の虜となった。3作目まで観た方なら絶対に観るべき。いやアクション映画ファンなら絶対。今年No.1のアクション映画だと思う。
追伸.
この作品の1、2作目にオレの推し、ジョン・レグイザモが出てくる。本作では...それは言うべきでないだろう。個人的に彼が出てくるだけでこのシリーズへの星は一つ加算される。でもあれだけ恋焦がれた愛車マスタングが2作目であんな事になるなんて。
アキラ(演:リナ・サワヤマ)役のスタントダブルが「ベイビーわるきゅーれ」主演の伊澤彩織(ANN0の佐久間さん情報にエンドロールで確認)。そして確信は無いが、たぶんボディーガード役の力士の一人は「サンクチュアリ -聖域-」の静内役、住洋樹に見えた(登場場面が暗くて判らないがそんな気が。エンドロールで確認できず)。まぁいずれにせよ日本人の活躍するハリウッド作品は嬉しい。

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