「地球防衛軍」【午前十時の映画祭13】を観る
今日は仕事前に午前十時の映画祭で「地球防衛軍」 を観てきた。「ゴジラ」の本多猪四郎監督による1957年公開の日本映画。もちろん音楽は伊福部昭。もう一週間上映は残っているが、BESTIA enhanced(IMAXには負けるが、かなりの大スクリーン4K及び高音質サラウンド)で観られるのは今日が最後。
夏休みだ!特撮だ!昭和のテレビでよく昼間に放送してました。放送が始まるとつい観入ってしまう、そんな作品。ミステリアンのデザイン、そして操る言葉のアクセント「ワレワレハ、ウチュウジンダ」(みたいな。そんな事本編で言っていないけど)は忘れられない。おそらく僕ら世代の宇宙人像はこの作品が作ったのだと思う。
さて劇場で再見。東宝特撮「日本沈没」で育った自分にはドンピシャ。さすがは円谷英二特撮監督、これ程の大画面でも特撮に破綻が無い。地割れに群衆シーンの迫力、ミステリアンと地球防衛軍の攻防、戦闘と爆発のテンポが心地いい。そんな観衆をさらに高揚させる伊福部サウンド(協力する自衛隊映像共々)はやっぱ無敵だなぁと。
50年代の作品ゆえ、ツッコミどころはあれどそこへの指摘はナンセンス。むしろ作品の時代性を楽しむ。冒頭の夏祭り、お面はひょっとこと狐、天狗しか無いんだよ。それに静岡ナンバーの表示がひと文字「静」。そしてボンネットトラックが懐かしい。国連会議に集まる外車たちがこれまたGOOD。モゲラの登場と2度目の登場の呆気なさも印象に残った。
| 固定リンク
コメント