「マッド・ハイジ」(日本語吹替版)を観る
今日は休日出勤。幸い午前中だけ空いたので「マッド・ハイジ」を日本語吹替版で観てきた。2022年公開のスイス映画。皆さんご存知「アルプスの少女ハイジ」をモチーフにバイオレンスで描くアクション作。ちなみに日本ではR18+指定。クラウドファンディングで製作されたB級作品である。
映画秘宝好きだったら喜んで飛びつきそうな作品。あくまでキャラ名とスイスは"モチーフ"であって中身は全くの別物。クララは最初から立っているし、のっけからハイジはすっぽんぽん。特にペーターには色々驚かされた。なるほどR18+な訳ね。スプラッター描写は80年代を彷彿とさせて懐かしい。
それと語り口は明らかにタランティーノに感化されたもので、ハイジが武道を鍛錬していく過程は「キル・ビル」。クラウドファンディングならこうして色がはっきりしていたほうがお金を集めやすいだろう。ただ主人公の殺陣がイマイチついていけてないところはB級作品ゆえなのだろう。そこがカワイイ。
なお上映時間の関係で吹替版を選んだがそこが功を奏したようだ。吹替版なら面白さ2割増し。日本にローカライズされたセリフとノリ。例えばハイジが観客に向かって「どうですか!お客さん」(猪木のノリで)と叫ぶところは字幕でなく吹替じゃないと届かない。特にロッテンマイヤーの凄みとか聴いていると、改めて日本の吹替は世界一だと思わせる。
強いて欠点を挙げれば血まみれな暴力描写の反面、エロはあっても少々物足らない。何処か淡白なのだ。さすがに「ベネデッタ」クラスは求めないが、エロとグロは同レベルで描かないと際立たない。本作にはその位突き抜けてエロを描いて欲しかった。
日本では「君たちはどう生きるか」と同日公開のハンデはあるが、この馬鹿馬鹿しさ、絶妙な特撮のチープさとか捨て難い。チャニング・テイタム似、ドルフ・ラングレン似のマッチョ女子が喰らわすフィッシャーマンスープレックスもツボ。オススメはやっぱり吹替版かなぁと思う。

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