「タワーリング・インフェルノ」【午前十時の映画祭13】を観る
今日は盟友N氏と午前十時の映画祭13で「タワーリング・インフェルノ」を観てきた。1974年公開のアメリカ映画(日本公開は翌年)。ポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン最初で最後の共演。これまでテレビで字幕、吹替版を含めて何度も観てきたパニック大作。だが映画館のスクリーンで観るのはこれが初めて。
午前十時の映画祭13のラインナップが発表された時、N氏と真っ先に行く事が決まったのが「タワーリング・インフェルノ」。この映画は格別。ニューマン、マックイーンの凄さを知る最後の世代(メジロの馬じゃないよ)。その昔、前後編2週に渡ってテレビ放送されるのは大作の証し。「ベンハー」や今なら「タイタニック」のような作品に限られる。
さてスクリーンで観た「タワーリング・インフェルノ」の凄さと言ったら。こんなに感動する映画だったっけ。今日は後半ほぼ男泣きだったよ。確かに特撮はチープかもしれない。でも直面する恐怖、マックイーンたちの汗臭さが画面を通してビンビン伝わってくる。炎に立ち向かう消防士たち、その胸中を代弁するマックイーンがカッコいい。
いやカッコいいと言っては語弊がある。そもそもこの作品が描くのは権力者たちの驕りとエゴが生んだ人災だ。集中できる劇場だからこそ、ウイリアム・ホールデン演じるダンカン社長のセリフの中の「under control」という単語を聞き逃さなかった。偉そうにしているヤツって50年前から言ってる事は同じかよ(元総理も似たような感じだったな)。
火事はあってもボヤと言って押し通す社長。それに死亡フラグはあって無いようなもの。次々と死者が増えていく。結果、200人の犠牲者で済んだとマックイーン演じるオハラハンに皮肉られる。こうした色んな感情が入り混じって涙腺崩壊。それにあんな手製ゴンドラで140階の綱渡りなんて怖過ぎる。これはテレビサイズでは伝わるまい。
あと個人的な見どころはヒーローだった頃のO.J.とか、炎に飛び込む前のロバート・ワグナーとか、ヒールを演じるリチャード・チェンバレン(我先にゴンドラを独り占めする)とか、それを止めに掛かるロバート・ボーンとか、タップを踏まないフレッド・アステア(何とも虚しいラストシーン)とか。
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