「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」を観る
今日は人気カーアクション最新作「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」を観てきた。原題「FAST X」が示す通りにシリーズ10作目となる。最初の2作までは熱心に押さえていたが、その後の作品は劇場で観たのも飛び飛び。ちょうど8年前の「SKY MISSION」が最後、それ以外ディテールは全く分からずもこれまでの予告編で観た気になっていた。でも本作の鑑賞にほぼ支障は無かったようだ。
今回の敵はジェイソン・モモア演じるダンテ。実は冒頭、過去に遡って第5作「MEGA MAX」のクライマックスから始まる。ここでのラスボスは大好きなホアキン・デ・アルメイダで彼の演じたレイエス。そんな背景からこの作品を観ていたのでストーリーはちゃんと繋がった。そしてその息子がダンテ。ホアキンの威圧的な怖さと異なり、モモアは破天荒な存在感をみせ、物語全体を支える。
「ワイルド・スピード」の良さはシリーズの積み重ねたファミリー感。観ていない作品の事は分からなくとも、何となく通じる陽気なクルマ版「仁義なき戦い」。「MEGA MAX」のシーンでヴィン・ディーゼルと共にクルマを走らせるポール・ウォーカーが懐かしい。誰がシリーズを離脱して、復帰してみたいなところはファンならあると思うがどうでもいい。何と無しに伝わればいいのだよ。
やはり最大の見どころはカーアクション。予告編にあったCG感丸出しのダム、クライマックスの描写はいかがと思うが、それ以外はとにかく手に汗握る。そもそも脳ミソを空にして観る作品だから。シリーズ初期のタイマンレースとその描写が復活。エンジンシリンダーの燃焼描写はカッコいいよなぁ。Zのエンジンのセリフはクルマ好きには嬉しい。ただ多くの部分は「ミッションインポッシブル」と見紛う超絶アクションだったけど。CGありきとはいえ、コロナ禍でここまで撮るって凄い。
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