「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」を観る
今夜は「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」を観てきた。女殺し屋二人が活躍するアクション映画第二弾、といっても第一作は観ていない。先週のラジオビバリー昼ズを聴いた時、阪元裕吾監督の映画好きぶりが伝わって興味を持った次第。ストーリーテリングは程々にアクションとセリフの緩急だけで最後まで魅せていく。
ちなみにいきなりこの第二作から観ても全く問題が無かった。説明不要で「リーサルウェポン2」みたいな感じ。主役二人のキャラのテンション具合に戸惑うも調子が判ってくれば大丈夫。特に冒頭、登場シーンでのちょっとした動きを見れば只者で無い事は伝わる。髙石あかりと伊澤彩織はつい見惚れてしまう程にキレッキレでよく動く。このアクションは本物、それこそこの映画最大の魅力。
ガンアクションや組手にしてもジョン・ウーを彷彿とされる優雅さ。かといってそこまで色濃くなくこの作品独自の味を出している。殺し屋兄弟との最終決戦、その兄VSまひろのタイマン勝負に食い入ってしまった。もし次作があれば予算も大幅に出るだろうし、カーアクションもあるのかなと期待。ちさとは免許も取り立てみたいだし。
タランティーノ風(最近、別の作品でも書いたっけ)の意味ありげに全く意味無いセリフの応酬も段々とクセになる。第一作から観ればその辺がスムーズだったのかもしれないが、映画ファンならアジャストできるだろう。独特の世界観もタランティーノ風で「パルプフィクション」の1エピソードを彷彿とさせる。そこも監督の好みなのだろうなぁ。
| 固定リンク
コメント