「仕掛人・藤枝梅安2」を観る
今日は"沼津の梅安さん"こと盟友N氏と一緒に「仕掛人・藤枝梅安 弍(オープニング表記通り)」を観てきた。二人共に絶賛、今年2月公開の前作と対を成す続編。物語は前作を受け、京へ向かった梅安の前に彦次郎の仇が現れる所から始まる。
世の中"シン"と呼ぶリメイク作が流行り、ある意味それらへの回答が本作。今風の言葉ならブラッシュアップ。リキャスト、リブートはあっても様式美や王道こそが大事だと教える。それで十分。奇をてらうカットは一切なく演者同士の生む凄みが画面から溢れ出てくる。
単なる続編に在らず、本作だけでなく前作の物語にも奥行きを与えるような作り。彦次郎の仇討ちを物語の起点としながら、梅安に降りかかる思わぬ出来事。仕掛人梅安誕生に遡る宿命が絡み合う。クライマックスは息を呑む一騎打ちに前作同様、何とも言えぬ後味に川井憲次のスコアが重なる。
一瞬で決まる殺陣の緊迫感に艶やかなやり取り、そして池波作品らしい食の拘りは本作でも健在。命懸けの仕掛け、江戸に戻りハゼを貪る梅安。生と死は表裏一体、その姿に嘘が無く見ているだけで腹が減る。何をしても絵になる豊川悦司はまさに男が惚れる男だなぁと。
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