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2023/02/08

CP(コストパフォーマンス)は高い

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三省堂「今年の新語2022」の大賞にタイパが挙がっていた。「タイパ(タイムパフォーマンス)」とは言葉の通りに時間対効果の意味でその満足度を計る言葉。時間に追われる現代人のために生まれた言葉といっていい。近年問題となったファスト映画も同様、Youtubeに代表されるデジタル動画により世間の倍速文化は加速した。

正直、本当の映画ファンに倍速文化は存在しない。飛ばすなんてご法度、その間(ま)や演出を大事にするからだ。例えば昨年からの大ヒット映画「RRR(アールアールアール)」は3時間の長尺に大きな満足度を占める。もしこの作品が2時間でも満足度は高かったろうが、駆け足感は増して逆効果になるかもしれない。ズバリ「RRR」にタイパという言葉は似合わない。

対してこの10年で流行った言葉がコスパだった。確かSEIYUのCMから端を発して世間で流行ったと記憶しているが、それ以前からもあった言葉。「コスパ(コストパフォーマンス)」とは費用対効果。企業がそれによって利益追求し社会(もちろん社員も潤う)に還元していく。他の作品と同じ料金で3時間も満足させる「RRR」はまさにコスパが高い。

そんな世間にコスパが浸透する遥か昔の80~90年代。「CP(コストパフォーマンス)は高い」と結ぶ試用レポートで人気だったのが長岡鉄男さんのダイナミックテスト(FMfan誌上)だった。バブル期で物量投入華やかしオーディオコンポに秘めた真のコスパを見極めてその効果を認めた時、「CPは高い」と締めくくる。 毎回その文章に痺れた。

間(ま)を大事にする日本人に何処か時短を尊むタイパは似合わない。やはりコスパいやCPこそ大事。しかも世は円安、世界に取り残された給与水準の日本。そんな生き残りのために。そしてこのブログ、果たしてCPは高いのだろうかと。

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