「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1(吹替版)を観る
久々にNetflixを再契約。そこで気になっていた「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1(全8話)を日本語吹替版で観た。事前情報はほぼゼロ。80年代のカルチャーへのオマージュが織り込まれている事だけは知っていた。観てなるほど。NHKの平日夕方6時のドラマシリーズを思い出すようなストーリー。
少年少女に友情、家族との絆を根底に異次元との繋がりとそこに潜む恐怖を描いていく。しかもその繋がりにある組織が登場し、サスペンス色を盛り上げる。謎の少女と出会い仲間を探す少年たち、さらに彼らの兄姉、我が子の生存を信じる母親、かつて子を失った警察署長らのそれぞれの目的がやがて一つに結ばれていく物語がいい。
主人公の少年たちにとって謎の少女エルはE.T.でもあり、視聴者からみればあの「AKIRA」にも見えてくる。さすがにBMXを飛ばさなかったが、その力は計り知れない。一方、ラボのシーンはまさに「AKIRA」のそれ。きっとショーランナーのダファーブラザースは絶対に意識しているはずだし、日本人として嬉しくなるオマージュ。
今や80年代がクラシックになってしまう程、その画に懐かしさが溢れている。駒を使ったシュミレーションRPGに家電とファッション。マイクのお母さんは当時のヘアスタイルの美人だし。ただこの作品で驚かされたのはウィルの母親をウィノナ・ライダーが演じている事。80年代は若手実力派として絶頂期。何より本作での彼女の存在感は素晴らしかった。
| 固定リンク
コメント