2022年総決算「競馬篇」
今年の中央競馬を振り返ると、古馬ならタイトルホルダー、クラシックはイクイノックス、スターズオンアースの活躍が目立った。ただ一年を通してとなると、春は無冠でも有馬記念を制したイクイノックスの印象が強くなる。
今年ディープ産駒でG1を勝ったのはポタジェ(大阪杯)とアスクビクターモア(菊花賞)だけ。ディープ産駒からの有力後継馬がいない事実。種牡馬は群雄割拠の様相ながら、気を吐くのがキングカメハメハからのドゥラメンテ産駒の躍進が目立つ。先のタイトルホルダー、スターズオンアースに加え2才世代ではリバティアイランドにドゥラエレーデがいる。とはいえ、残るは来春デビューの一世代のみ。昨年の急逝が悼まれる。
キタサンブラックはイクイノックスを輩出し順調な出だし。この活躍で交配する繁殖牝馬の質が上がれば、躍進の足掛かりとなろう。ただ活躍する血脈が伸びるほど、インブリードの限界にぶち当たる。ディープ然り、キンカメ然り、キタサンブラックとてディープの代替でロベルトの父系なのだから。今後も種牡馬トレンドの行方を見守りたい。
あのデットーリ騎手が来年をもっての引退を表明。だが日本には武豊がいる。ドウデュースで前人未踏のダービー6勝目を挙げてその存在感をみせた。日本競馬界、最高のスポークスマンであり、まだまだ現役でいて欲しい。
その一方で福永祐一が来年2月、調教師に転身との事。なかなか勝てなかったダービーもこの5年で3勝し、円熟の域。天才の父に対し、努力で成し遂げた実績で次なる世界でも頑張って、いや引退までは勝ち星を増やしてね。
従来のトレンド、外国人騎手に加えて若手の台頭も今年の傾向。横山和生、坂井瑠星に荻野極、石川裕紀人と初G1勝ち。加えて今村聖奈の重賞初騎乗制覇には驚かされた。競馬歴も四半世紀を超えて種牡馬、そして騎手、調教師もウイニングポストを地で行く世界を見せられているのだなぁ。
さて今年の馬券を総括するとひと言、ほとんど当たらなかったねぇ。今年の回収率は6割を程度、一年を通してモチベーションが上がらなかった。当たったホープフルSも何故馬連を買わなかったのかと後悔も、スタンスを変えてはドツボにハマる怖さを知っている。馬券スタンスはこれと決めたら変えちゃダメだよ。中央競馬、終わり良ければ全て良し。
| 固定リンク
コメント