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2022/12/10

「MEN 同じ顔の男たち」を観る

今日は盟友N氏と「MEN 同じ顔の男たち」を観てきた。「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督によるサスペンスホラー。A24製作とあって一筋縄ではいかないストーリー。離婚を持ち出すもその夫を死に追い込んでしまった主人公ハーパーが、都会を離れてやって来た町での出来事を描く。

序盤はフリが長いが、徐々に明らかにされる夫の死。そして中盤に入り、ビジュアルと共に心理的にグイグイと襲ってくる。コケオドシ系はほぼ無し。そしてハーパーを襲う男にある共通点があり、対して邦題はこれに説明し過ぎた感が強い。ただそれと異なる共通点にこそ本当の意味がある。

「エクス・マキナ」でアッと言わせたガーランド監督。本作もそのビジュアルといったら、ただただ唖然とさせられる。特にクライマックスでの連発で口あんぐり。最初は恐怖におののく主人公もやがてある境地に達する。男の怨念に対する女の覚悟(または冷淡さ)。ホラーの体裁をとってはいるが、実はこの映画の怖いところはここにあると思うのだ。

冒頭の音楽の歌詞にもあるように、この映画での現実と虚構は明確でない(同じ曲がエンドロールではエルトン・ジョンによる歌)。その世界観がマッチすればこの映画を楽しめるだろうし、ある意味観る人を選ぶ映画。盟友N氏曰く賛否両論も当然の作品だが、自分的には悪くは無かった。

ただ「同じ顔の男たち」と言いつつ、そんなでも無かったような。日本人の観客、とりわけ年配者にとってアイドルの子の顔のほうが同じに見えるかもな。

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