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2022/11/02

「LAMB/ラム」を観る

今夜は映画「LAMB/ラム」を観てきた。アイスランド、スウェーデン、ポーランドの合作。全編アイスランド語。ハリウッド映画にも出演するナオミ・ラパスが主演、製作総指揮を兼ねたちょっと怖いおとぎ話。監督は「ローグ・ワン」の特殊効果担当ヴァルディマル・ヨハンソン。

人の来ない山間部、牧羊を営むイングヴァルとマリア。子羊が生まれる時期となり、その誕生に立ち会うが、その中の一頭を見て驚きを隠せない二人。そしてその一頭と二人の奇妙な生活が始まるのだった。

体調不良もあって鑑賞に不向きだったかも。とはいえ淡々と進む物語に加え、羊が題材だけに睡魔に襲われる事多く、大事なところを見逃したかもしれない。説明的な描写はあまり無いが、夫婦と子羊との関係性が見どころとなる。ただ発端となる第1章は特に退屈。

夫婦と子羊だけでは間が持たないと考えたのか、第2章でイングヴァルの弟が登場。兄貴の奥さんへの横恋慕があったり、損な役回り。ちょっとした笑えるシーンがあったりする。ただ彼の目線こそ我々の代弁。夫婦と子羊に対する奇異の目を表している。だがイングヴァルとマリアの意志はけっして揺るがない。

キモとなるのはマリアが子羊を守るために行なった行為。それが何を引き起こしていくのか。第3章でそこが語られていくが、オーソドックス過ぎて想像以上の展開はない(あくまで観ている範囲では。それにちょっとシュール過ぎるのかも)。まるで同時性?この映画にアマプラの仮面ライダーブラックサン(視聴途中)の世界線を感じた。

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